イライラ、モヤモヤ対処法。 *心コラム*



今年は本当にいろんなことが起きています。コロナから気候変動、政治・経済の不安まで、グラグラ揺れる世の中に、個人が精神的に影響を受けることもしばしばです。

こんな時は、外に意識を向ける前に、まずは自分を見つめてみることもひとつの対処法だと感じます。特に、これまで曖昧にしていた自分の「自己肯定感を見直してみること」は、先行き不透明な世の中をしなやかにいくぬいてゆくためにとても大切なのだと思います。だって人生は、自分ありき。そして、心ありきです。充実した人生の体験をするためには、「自分の心が豊かであること」が重要だと思うのです。

たとえば、コップ半分の水を見て、「半分しか入ってない。」ではなく、「まだこんなに入ってる!」と言える自分。

美しい風景を目にする度に、「この地球のこの時代に生まれてきてよかった!」と思える自分。

急いでいる時に赤信号にかかった時に、「あ、ここで落ち着いて呼吸を整えよう!このまま飛ばしてたら良からぬことが起きたかもしれないし。」と考えることができる自分。

誰かが自分の評判を落とすようなことを陰で言っているのを耳にして、「そうなの?それなら、彼・彼女のペースに、無理して合わせるのはもうやーめた。陰で悪いこと言う人より、自分のことを気に入ってくれている人たちをもっと大切にしよう。」と、イヤな気持ちに支配される前に、サクッと気持ちを切り替えることができる自分。

仕事や人付き合いで失敗した時に、「わたし疲れていたのかもしれない。ちょっと休憩する時間を作ろう。」と、自分を責めすぎずに内省することができる自分。

誰かに気分の悪い対応をされた時に、「この人、何か嫌なことがあったんだろうな。お気の毒に。」と、自分の気分を下げるよりも、逆に相手に同情してあげられる自分。

キラキラのオーラの人に出会った時に、その人を羨む気持ちで自分を卑下してしまうのではなく、「あの人の素敵な部分を自分のインスピレーションにしてみよう。」と、憧れに向かって前向きに行動する自分、など。

イヤな気持ちに自分が支配されずに気持ちを切り替えをすることはけっして簡単なことではなりません。なぜなら、人にはイヤな気持ちや感覚を「危険信号」として受け取り、今後の自分の身の安全を整えてゆくという、生物としてのサバイバル本能が備わっているから。

でも、ノンストップでやってくる外からの危険信号にに振り回されて自分の気分が下がりっぱなしという状態は、インテリジェンスを持ち合わせた現代人として進化の意義を問われているような気がします。

だって、サバイバル本能が本当に本当に必要だった大昔には、現代のようにたくさんの刺激はなかったはずです。1日の生活の中でやるべき気ことは決まっていただろうし、人口密度も低かったでしょうし、現在とは全く違った環境の中で生物としてのサバイバル本能を使っていました。

現代人である私たちは、日常的に関わる人の数、メディアやネットを通してやってくる情報、文化・社会的なシステムやプレッシャーなどなど、外側からやってくる連続的な刺激に日常的にさらされています。それらの刺激をいちいち危険信号と捉える回数が多ければ多いほど自分の気分も下がり、イライラやモヤモヤを抱えてしまうのです。

そんなサバイバル本能がキャッチする危険信号に反応してしまう自分を止める方法は、「マインドフルネス」の手法です。いま自分が感じていることをちょっとだけ外側から眺めて、そしてその感情を認めてあげることです。そしてマインドフルネスの応用編として、それをどうするか「選択」します。下記の例をたとえに、その過程をたどってみます。

イヤな出来事が起きました。またはイヤな情報に触れてしまいました。

人は基本的に、自分の期待とは違った予想外の出来事が起きるとまず「驚き」ます。

そしてその「驚き」が、さまざま感情へと変換してゆきます。

  • 激しい怒り変換される。

  • 小さな怒りに変換される。

  • 戸惑いに変換される。

  • 悲しい気持ちに変換される。

  • モヤモヤした気持ちに変換される。

  • 罪悪感に変換される。

  • 恥ずかしい気持ちに変換される。

  • どうしようもない気持ちに変換される。

ここで、「マインドフルネス」の手法を使います。

自分が感じている気持ちに気がついて、それをちょっとだけ外側から見つめてみます。

「ああ、罪悪感を感じているな。自分のことを責めはじめているな。」

そして、その気持ちを認めて、寄り添ってみます。

「そうだね、きちんと物事を運べなかったことはすごくイヤなことだね。自分を不甲斐なく感じるね。」

自分の体験している感情を否定せずに、静かに寄り添った後、静かに呼吸をします。

目を閉じて大きく息を吸って、ゆっくりと吐き出します。これを10回ほど繰り返します。

この時点で、最初の「驚き」を感じた瞬間からは随分と楽になっています。

最後に、その感情に反応してイヤな気分をひきづってしまうかどうかを「選択」します。

「自分の不甲斐なさを感じて辛いな。現時点で改善できることがあればやっておこう。でもそれ以上はもう自分のコントロールに及ばないこと。」

そして、気持ちを切り替えます。



ネガティブな感情を体験してしまうことも気分が下がることも、生きていれば当然起きてしまうことです。でも、それをどうするかは「選択」することができます。自分の感じていることを否定せずに観察して、そして寄り添ってみること。その繰り返しで、次第に免疫が高まるようにして、危険信号に振り回されすぎない自分ができていくと感じます。

地味〜な対処法に思えるかもしれませんが、なんでもやはり地道にやってみることが長期的に安定した効果をもたらしてくれると感じます。心のことについても例外なく。


モヤモヤしたりイライラした時に試しに実践していただけると嬉しいです。


※ちなみに、なかなか解決しない、長い間ひきづってしまうような感情的な体験は、身近な人に話したり、カウンセラーやライフコーチなどの専門家のサービスを使うことをおすすめします。


#心コラム

 

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