カップルのコミュニケーション *心コラム*


仲良しでうまくいっているカップル(長い間一緒にいるカップルまたは夫婦関係)でいる秘訣について考えてみました。


恋に落ちた相手とめでたくカップルになることは、実は奇跡に近いことだと思いませんか?現在ではオンラインデーティングが主流になりつつあり、誰かと出会うことは難しいことではありません。でも、だからと言って恋に落ちるのはまた別のお話。


そして惹かれ合う相手に出会ってめでたくカップルになれても、その相手に対する愛情や尊敬を長年に渡り継続させることは決して容易なことではありません。


仲良しでうまくいっているカップルを観察していると、お互いへの愛と尊敬を継続させるためにやっていることが色々とあるのを発見します。キーポイントは、コミュニケーションとその表現方法のようです。


コミュニケーションの名本として知られている、マーシャル・B・ローゼンバーグの「Nonviolent Communication (人と人との関係に命を吹き込む法)」と、カップルカウンセラーゲーリー・チャップマンの「The Five Love Language (愛を伝える5つの方法)」の著書を参考に、そして個人的に取材した仲良し夫婦達のコミュニュケーション法も交えて、カップルや夫婦がいい関係を継続するためにやっていること&やるといいことをまとめてみました。


1)一緒に時間を過ごすこと

当然のことですが、一緒に暮らしていても離れていても、お互いのために時間をとって話しをする時間が持てているかどうかは仲の良さに影響しています。日常的なことを一緒にする時間から、趣味を共有する時間など、一緒に過ごす時間が多ければ多いほど関係が深まります。人は多くの時間を共に過ごす相手に対して自然と愛情を抱きやすいため、お互いの絆も深まりやすいのです。


2)愛を表現する言葉・ボディータッチの交換

「I love you」の言葉が、おはよう、おやすみ、いってらっしゃいを言う感覚で飛び交う欧米文化とは違い、日本人は「愛してる」や「大好き」などを日常レベルで伝え合うことが不自然だと感じる人も多いはず。でも、愛を表現するのはダイレクトな言葉だけでなく、相手を褒めることやボディータッチなどでも伝わります。たとえば「〇〇の淹れるお茶は本当に美味しいね。」や、「今日もいい香りがする」「そのシャツとても似合ってる」「運転が上手で安心できる」など、相手の存在や行動に関することにポジティブなコメントをしたり、ハグやキスをすることや、手、髪、顔、肩などを優しく触るなどのボディータッチをすることで愛を伝えることができます。愛情表現を受ける側は、言葉やボディータッチで愛情を伝えられることで、人が本来持っている「認めてもらいたい」欲求が満たされます。そして表現する方も、相手のポジティブな面に意識を向けることができ、両者とも心理的に満たされるのです。


3)共に学ぶ、または違いから学び合うこと

カップルになってしばらくすると相手のことがどんどん分かってくるので、時間とともに新しい刺激が少なくなりマンネリ化することもあるかもしれません。でも、人は常に成長しゆくもの。自分が知らない相手の特技や、相手が知らない自分の知識は、時間とともに常に増え続けています。人は新しいことを学ぶと脳が刺激されて活性化するので、相手から学べることや、共に挑戦できることがあると新鮮な気持ちを継続することができます。人は自分のできないことをできる人に対して自然と尊敬の気持ちを抱く傾向がありますので、そういうシチュエーションが多ければ多いほど、相手の存在に感謝する気持ちが高まります。


4)1日を通して連絡を取り合う

仲がいいカップルは、自分が相手のことを考えているよ、思っているよと伝え合う努力を惜しまない傾向があるようです。1日の中で何度かメッセージを送り合う、または一瞬でも電話をかけるなどしてコミュニケーションを取り、離れていても繋がっていることを意識しています。相手の邪魔をしたくない、またはめんどくさいと考え人もいるかもしれませんが、頻繁にコミュミュケーションが取れているカップルはお互いへの心の距離感が近いので、人生を共有しているという感覚が強くなります。


5)ジャッジしないこと

ジャッジとは、良いか悪いかで判断したり、白黒つけたり、他と比較して優劣の判断をしたりすること。相手の行動や意見や発言を、世の中の「常識」と比較してコメントしたり、自分の価値観を相手に押し付けることもジャッジすることに含まれます。コミュニケーションの中では「ジャッジする・ジャッジされる」ことで人間関係が悪くなるケースが多く、とくにカップルや夫婦間だと近い間柄だけに傷つけあうことにもなります。相手の話を好奇心を持って聞くけれど、ジャッジせずにただありのままを受け止める会話ができているカップルは、心をオープンにすることを怖がることなく正直でいられるので、安心感のある関係を築いてゆけます。


6)感謝の気持ちを頻繁に伝え合う

長く一緒にいると、相手がしてくれたことに対して感謝を伝えることを忘れてしまいがちです。ありがとうの気持ちを表現していないことで、「やってもらって当然だと思っている」という誤解を招き、相手をがっかりさせてしまうこともあります。感謝を表現するすることはスムーズな人間関係を築くための基本ですが、カップルや夫婦となって関係が長くなればなるほど、伝え続ける努力が必要となります。仲のいいカップルは、お互いに感謝を伝える努力を惜しまない傾向があります。


7)記念日や行事ごとなど、大切にしている二人の伝統がある

記念日どころか、誕生日さえ覚えていることが面倒だという人もいるかもしれませんが、一緒に祝える記念日や行事ごとがあると、ぬるくなりがちな日常生活に彩りを添えることができるだけでなく、思い出を重ねながら二人の伝統を作ってゆく体験を共有することができます。二人の歴史をカラフルにしてゆくために、仲のいいカップルは記念日や行事ごとなどを積極的に楽しんでいるようです。


8)相手のコミュニケーションスタイルに合わせる

著書「愛を伝える5つの方法」の中では、人はそれぞれ愛情を感じる方法に違いがあり、大きく分けると下記の5つのパターンがあるとされています。


①言葉でのコミュニケーション

②クオリティ・タイム(質の高い時間を一緒に過ごす)

③贈り物

④行動(何かをしてあげる・してもらう)

⑤スキンシップ


例えば、あなたのパートナーが④行動を通じて愛情を表現されることに最も喜びを感じるタイプだとします。でもあなたにとっての愛情表現は、①言葉でのコミュニケーション(愛を伝える、褒めるなど)をすることだとすると、場合によっては相手に、「口ばっかりで行動に示してくれない人」という印象を与えてしまいかねません。


また、クオリティ・タイム(一緒に過ごす時間)によって愛情を感じるパートナーに対し、贈り物で愛情表現をしていても、「プレゼントよりも一緒に何かしてくれたらいいのに・・・」という不満を持たれることもあります。自分にとっての愛情表現が、相手にとっても同じであるとは限らないのがカップル・夫婦のすれ違いになることも少なくないようです。相手がどの方法で一番愛を感じられるかを観察して、相手のしてほしいことで愛を表現できるようにすると、心のすれ違いが少ない満足感の高い関係が築けるようになれるとのこと。


9)自分の感情に責任を持っている

時には意見の食い違いがあるのは、カップルであれば当然のこと。仲のいいカップルは、意見の違いで口論が生じたとしても、それを個人的に取らないようにするのが上手です。個人的に取らないこととは、たとえば意見の違いがあったとしても、それはただの意見の違いであり、相手が自分を批判しているというのではないということを理解することです。


著書「人と人との関係に命を吹き込む法」では、”自分の感情に責任を持つこと”は、他人とのコミュニケーションにおいて重要なことだと述べられています。たとえば、相手に自分の意見を批判されたと感じても、それに対して自分がどう感じるかは自分の責任であるということになります。相手に言われたことでイラッとしたり、否定されたように感じて傷ついたと感じても、それは自分の感情であり、相手の責任ではないということ。感情は自分でコントロールするものであり、相手にどうにかされるものではないということをきちんと理解していることです。仲のいいカップルはぴったりと寄り添っているように見えていたとしても、実は相手との心の境界線をしっかり持っている場合が多いようです。自分の感情に責任を持てる自立した心が育っているからこそ、お互いをリスペクトしたいい関係が築けているのですよね。


10)許すこと

生きていればときには間違うことや失敗することもあります。そして間違いや失敗は成長のチャンスでもあります。カップルとして成長してゆくとき、お互いの間違いや失敗を受けて、自分がそれをどう受け止めてゆくかは、長い時間を共有してゆく中では重要なポイントです。


11)相手に期待しすぎていない

ありえない理想像を相手に要求していると、せっかくのカップルとしての幸せを感じることができなくなります。こうして一緒になったのは何かの縁。カップルや夫婦となった二人は、お互いの鏡であると言われています。相手に成長して欲しいから変わって欲しい、こうして欲しいと願っている時、それは本物の愛情なのかそれともエゴなのか?を、ときには自分に問いかけてみることも大切です。相手のことをありのまま受けとめることができているカップルは素敵です。


12)一人の時間も大切にできている

一緒に過ごす時間を持つことは仲のいいカップルであるために欠かせないことですが、それと同じくらい、自分自身を大切にしていることも、長く仲良くいられるカップルには欠かせないことのようです。長い間カップルや夫婦でいると、お互いの存在の中に自分自身を見失ってしまうことがありますが、寄り添いつつも自立した心を持って支え合う大人カップルは、みなさん自分時間を大切にしているようです。相手の心のスペースを尊重するためには、まずは自分自身の心のスペースをきちんと持つこと。そのためには一人の時間も充実させていくことが鍵となるようです。





参考図書はこちらから。



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