幸せの感じ方 



幸せとはとても曖昧なコンセプトです。誰にとってもこれが幸せというものだ、と言えるものは実は存在していなくて、人それぞれに違った形で感じるものなのではないかと思います。以前の、経済成長期だった頃の日本人にとっての分かりやすい幸せの物差しは「物質的な豊かさ」や「外から見たイメージ」で表現されることが多くありましたが、現在の社会はもっと多様化されたものの見方を重視した、個人のあり方や「自分らしさ」によって幸せの価値観が測られる時代になりつつあります。「幸せになりたいけどどうしたらいいか分からない」と感じる時、私たちは変わりゆく時代の中でちょっとだけ迷子になってしまっているのかもしれません。

幸せは個人的な感覚であるため、その感覚は人生のステージによっても変化してゆきます。10年前はこれが幸せだったと感じていたことを、なぜか今日の自分はそこまで幸せに感じていないなどの現象も起きることがあります。逆に、10年前の自分だったらこれを幸せとは感じなかっただろうな、ということを現在は幸せに感じたりなど、ふと、自分の成長や変化が分かるような瞬間もあるかと思います。


自分にとっては、幸せと感じる瞬間は、その全てが「心のゆとり」と密接にリンクしていているようです。何気ないことだったり、小さなことだったり、一見無駄に思えるようなことだったり。心のゆとりがない時にはサラッと素通りしてしまうような、そんな些細なことが、そのことに気がつける時には、じんわり温かい温度で心の中に広がっていきます。そのことが分かっている現在では、心のゆとりをできる限り持てるようにと、気にかけるようになりました。

また、自分が幸せを感じている時って、身近な人にもその感覚を伝えたり共有したい!と思ってしまうことがありますが、でも先にも述べたとおり、幸せの感覚は本当に十人十色です。誰かに共有したことで、相手に同意してもらえなくて自分の幸せ感が薄れたりしてしまうこともありますよね。なので、幸せはひっそりと自分の中で感じている方が、大切にできるのかなと、思ったりもします。

皆さんにとっての幸せを感じる瞬間は、どんな時ですか?

#心コラム