
メディアから毎日のように報道されるさまざまなニュース。世界中にざわめきが拡散し、時代が揺さぶられているのを誰もが感じているのではないでしょうか。
嫌な気分になるだけなのでニュースを追うのをやめる、と考えるのは、日々変化する昨今の情勢の中ではなかなか勇気のある行為。でも気分が下がったり不安な気持ちを煽られるのは嫌なことです。
政治が大きく動いているとき、一個人の思いは取るに足らない非力なことのように感じますが、でも国も政治も文化も、個人が集まってできたものなのですから、個人の思いは必ず影響します。
ではどんな風に、この状況を自分にとって世界にとって平和なエネルギーへと転換させていけるのかを、ここでは心のケアのスペシャリストとしての観点から考えてみます。
それはズバリ、「モヤモヤ溜めないこと」です。
あれれ、と思われるかもしれませんが、でもここでひとつ、モヤモヤしている時の自分の状態を思い出しながら読んでみてください。
モヤモヤすると、今に意識が集中できなくなります。
モヤモヤすると、不安な気持ちになります。
モヤモヤすると、自分大丈夫かな?と考えます。
モヤモヤすると、周りの人は自分をどう思ってるのかな?と考えます。
モヤモヤすると、将来に対して暗い気持ちになります。
モヤモヤすると、自分の価値を低く見積もってしまいます。
モヤモヤすると、誰かにいいように使われてないか不安になります。
モヤモヤすると、大事なことを見逃してないか心配になります。
モヤモヤすると、このままでいいのかな?と感じます。
モヤモヤすると、過去の失敗を思い出します。
モヤモヤすると、気持ちにゆとりが持てなくなります。
モヤモヤすると、とにかく物事をネガティブに捉えてしまいます。
モヤモヤすると、被害妄想が生まれれて、誰かにに八つ当たりしたくなることもあるかもしれません。
モヤモヤすると、世の中の不安定なエネルギーに同調してしまいます。
こんな風に、個人のモヤモヤは平和をさえぎるエネルギーです。モヤモヤがもとで余計なひと言を発してしまったり、人間関係の不和を招いたり、目の前のことに集中できなかったり、過去のトラウマが蘇って嫌な気持ちが深まったりと、いろんな面で影響が出てきます。
心のレジリアンスが高くて気持ちを上手に切り替えることができればいいのですが、そうでないとネガティブな方にエネルギーが傾いてしまいます。よく感じるのは、昨今は明るいエネルギーと暗いエネルギーが激しく混在しているということ。どちら側に自分を寄せたいのか、気を付けていなければ自分の意思と違う方向に流されてしまうかもしれません。
モヤモヤは意識や心の中にするりと忍び寄ってきて、私たちの気分を支配してしまいます。ですから、モヤモヤを感じたら、必ず早めの対処をするようにしましょう。
それは身体が疲れているから始まったモヤモヤかもしれないし、誰かとのコミュニケーションで生じたモヤモヤかもしれません。自分で調整して現実を変えることができるのであればできるだけ素早く行動に移して、モヤモヤの支配を逃れるようにしましょう。自分に休息を与えてあげることが効果的かもしれないし、気分転換が必要なのかもしれません。モヤモヤがさらなるモヤモヤを引き起こさないように、自分の心に優しい気分転換を選択しながら自分自身を癒してあげましょう。
また、慢性のモヤモヤであれば、その根源は過去にあるのかもしれません。専門家とワークして、心理的なエネルギーの滞りを根本的に癒すように努めることがおすすめです。
ひとりひとりが自分のモヤモヤにきちんと向き合って早期解消することで、世界を平和に導くことができる。
冗談ではなくて、本気でそう信じています。
心のケアをする人たちは、その大半がそう信じているのではないでしょうか?
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