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天国からのメッセージ



春分の日を迎えますが、我が家のある地域では雪が降る日もあり、まだまだ寒さが続いています。そんな中でも庭の水仙が咲き始めて、可愛らしい姿に少し春を感じています^-^ 皆さんがお住まいの地域ではもう春が訪れていますか?



さて今回は、グリーフのことを思いこれを書いています。


大切な存在を亡くすのはとても辛いことです。生きている私たちは、いずれ誰もがそれぞれのタイミングでこの世界での体験を終えていくわけなのですが、それでもやはり死別はとても辛いことです。


欧米ではペットを失った方に送られる有名な詩、"Rainbow Bridge(レインボーブリッジ)"というものあってご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。今回は、別バージョンの" I remember"という詩をご紹介します。レインボーブリッジもそうなのですが、作者の方は不明となっています。大切な存在を失った方に、すでにその経験をされたことがある方がリレーのバトンを渡すような感じで伝えていき、次第に広がっていったものです。


他界した存在が人間であってもペットであっても、そこに愛がある限り、先立った存在はこんな気持ちで残された人を想っているのではと感じています。





”I remember”


昨日の夜、あなたのベッドの横に立っていたんだよ。様子を見に行ったの。

あなたは泣いていた。眠れないみたいだった。

クンクンして、あなたの涙を舐めたよ。

「私だよ!どこにも行ってない。ここにいるよ。元気にしてるよ!」

そう伝えたの。


朝ごはんの時も、お茶を淹れている時も。

あなたは私に触っていたことを何度も思い出していた。

仕事をしている時もそばにいたよ。腕が痛そうだったから、手伝いたかったよ。


私のお墓に行って、丁寧に参ってくれてた時もね。

私はそこにはいないよって、安心させたかった。

一緒に家まで歩いて帰ったし、あなたが鍵を探してる時もそばにいた。

手であなたに「ねえねえ」ってして、「私はここだよ!」って言ったんだよ。


あなたはとても疲れていて、家の中に入るとすぐに椅子に深く座った。

一生懸命に、私もここにいるよって、側に立って伝えようとしたの。

いつでも近くにいることができるんだよって。遠くに行ったわけじゃないんだよ!って。

そしたら、静かに座っていたあなたがちょっとだけ微笑んだ。

伝わったみたい。

夜の静けさの中で、その瞬間にとても近くに感じたよ。あなたのこと。

そしてあくびをするのを見て、私は安心した。1日が終わる。「おやすみ。また明日の朝にね!」


いつかあなたの番が来て、橋を渡ってこちら側に来る日。

私は走ってあなたを迎えにいくから。

そしてまた横に並ぶよ。

たくさん見せたいものがあるの。知ってもらいたいことがいっぱい。

だから、あなたは自分の旅を終えるまで頑張って。こちら側で一緒にいられる日までね。




原文はこちらです。


"I Remember"


I stood by your bed last night, I came to have a peep.

I could see that you were crying. You found it hard to sleep.

I whined to you softly as you brushed away a tear,

"It's me, I haven't left you, I'm well, I'm fine, I'm here."

I was close to you at breakfast, I watched you pour the tea,

You were thinking of the many times your hands reached down to me.

I was with you at the shops today. Your arms were getting sore.

I longed to take your parcels, I wish I could do more.

I was with you at my grave today, You tend it with such care.

I want to re-assure you, that I'm not lying there.

I walked with you towards the house, as you fumbled for your key.

I gently put my paw on you, I smiled and said "It's me."

You looked so very tired, and sank into a chair.

I tried so hard to let you know, that I was standing there.

It's possible for me to be so near you everyday.

To say to you with certainty, "I never went away."

You sat there very quietly, then smiled, I think you knew...

in the stillness of that evening, I was very close to you.

The day is over... I smile and watch you yawning

and say "Good-night, God bless, I'll see you in the morning."

And when the time is right for you to cross the brief divide,

I'll rush across to greet you and we'll stand, side by side.

I have so many things to show you, there is so much for you to see.

Be patient, live your journey out... then come home to be with me.

Author unknown

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